北区王子

飛鳥の小径|北区王子|雨の日こそ歩きたい。線路沿いを彩る紫陽花を眺めに!

駅を出たらすぐそこに!アジサイロードの始まり

桜の名所として名高い、北区王子にある「飛鳥山公園」。 春のピンク色に染まった賑わいがひと段落し、梅雨に差し掛かるこの時期。 実は、もう一つの色鮮やかな見頃が訪れます!

JR京浜東北線の王子駅から上中里駅方面へと至る、全長約1.3kmの散歩道。 そのなかの、飛鳥山公園とJRの線路に挟まれた約350メートルの通路は、通称「飛鳥の小径(こみち)」と呼ばれています。 JR京浜東北線「王子」駅の中央口や南口、東京メトロ南北線「王子」駅、さらには都電荒川線の停留所から、歩いてわずか1〜2分で辿り着けます。

梅雨の季節を迎えると、およそ1,300株〜2,000株もの多種多様なアジサイが咲き誇り、道行く人の目を奪う鮮やかなグラデーションを作り出します。

今回は、小雨がしっとりと降る梅雨の合間に、この「飛鳥の小径」をお散歩してきましたよ!

「飛鳥の小径」の素晴らしいところは、何と言ってもそのアクセスの良さ!

JR京浜東北線の「王子」駅中央口を出て左手へ進むと、すぐに飛鳥山公園の入り口が見え、そこには分かりやすく「飛鳥の小径」への案内が出ていました!

標識からすぐのエリアだけでもたくさんのアジサイが華やかに迎えてくれてびっくり! 約750株のアジサイがここだけで咲いているそうです! 一歩足を踏み入れた瞬間から別世界へ迷い込んだような感覚に包まれます。

電車と紫陽花のコラボが最高!! 小径のすぐ真横を、JR京浜東北線をはじめ、高崎線や宇都宮線といった列車が間近を走り抜けていきます。ここでしか出会えない(?!)光景です。

南口改札を出てすぐ右側にあるJRの跨線橋(歩道橋)の上へと足を伸ばせば、上から見下ろす形のアングルでみることができ、 そして電車の車窓からもバッチリと望むことができます。

ここから小径を進んでいきますよ!

駅前のお店がぽつぽつと開き始める朝11時ごろに伺ったのですが、すでに多くの人が大きなカメラやスマートフォンを手に、満開の花々を熱心に写していました。 前日からの雨が残る日だったため、足元には所々水たまりも。

私は「足元気をつけなきゃなぁ」くらいにしか思っていなかったのですが、一眼レフを構えていらっしゃる方々はさすがでした。 水たまりに反射した紫陽花を狙って写真を撮ってらっしゃったんです! なんと…!高度なテクニック!! 雨の日だからこそのクリエイティブな楽しみ方に刺激を受けました!

ブルー、ピンク、白。視界を埋め尽くす色鮮やかなグラデーション

線路に沿って細く伸びる小径を進んでいくと、右側には飛鳥山の山裾が広がり、見上げるほどの高さまでアジサイが咲き誇っています。

水色、深い青、艶やかな紫、鮮烈なピンク、そして柔らかなクリーム色。 雨の滴をまとってイキイキと輝くアジサイたち。 自然が織りなすグラデーションが本当に綺麗。 すぐ目の前で大輪の花が開いているため、どこを切り取っても絵になるので、シャッターを切る手が止まらなくなります!

歩いていると飛鳥の小径に咲いている2種類のアジサイについての説明のボードを発見しました!

ガクアジサイは日本固有のアジサイなんだそう。よく見かける華やかで大ぶりなアジサイがセイヨウアジサイでガクアジサイを改良した品種なのだそう。 勉強になります…!!

憂鬱になりがちな梅雨の気分ですが、色とりどりで華やかなアジサイは気分を一瞬で引き上げてくれるようなパワーがありますね!

最後に、より飛鳥の小径でアジサイを楽しむために、私が感じたことを2つほど。

アジサイが美しく映えるのは雨の日や雨上がり。 ですが、土のエリアや路面がぬかるんでいる場所もあります。お気に入りのスニーカーよりも、少し汚れても安心な歩きやすい靴で行くのが良さそうです!

また、小径は道幅が大変狭くなっています。 特に雨の日に傘をさした状態ですれ違うときや、写真を撮るために立ち止まるときは、周囲の方と譲り合って、十分にご注意くださいね!

飛鳥の小径のアジサイの見頃は、例年5月下旬から6月いっぱいくらいまで楽しむことができます。

無料でふらっと立ち寄れる、東京北区の隠れた初夏の特等席。雨の日の憂鬱を吹き飛ばしに、瑞々しい色彩に溢れた路地裏をのんびり歩いてみてはいかがでしょうか。

飛鳥の小径へのアクセス

【住所】東京都北区王子1丁目1-1 周辺(区立飛鳥山公園沿い)
【アクセス】JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子」駅 徒歩1〜2分/都電荒川線「飛鳥山」停留所 徒歩1〜2分
【入場料】無料

ミワとは何者?

桜田 実和(さくらだ みわ)
<経歴>
2000年生まれ、千葉県出身。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。 「観た人の人生を豊かに出来る俳優」を体現すべく、 舞台や体験型演劇のキャストなど「生」の対話に軸を置いて活動中。

自身が中高時代に生活を演劇に救われた経験から、 2022-2024年まで演劇メディアAudienceにて 「広く演劇の魅力が届くように」との想いでライターを担当。

<個人的なこと> 王子エリアは劇場や稽古場があることから、大学時代から通っていました。魅力溢れる街を、縁あってこうしてよりディープに知ることが出来ることがとても嬉しいです!

関連記事