JR上中里駅から徒歩約8分。JR東京上野ライン常磐線の尾久駅より徒歩約6分、そして都電荒川線の梶原駅から徒歩約2分。
どこか静かで、昭和の残り香を感じるこのエリアの境界に、開店前からスパイスの香りに誘われて人々が列を作る、知る人ぞ知る人気店「カレーとビリヤニとお酒 たびる」さんがあります。
4人掛けのテーブル席が2つと、カウンターが6席。 コンパクトで温かみのある店内は、一歩足を踏み入れた瞬間から、どこかエキゾチックでありながらも不思議と落ち着く、心地よい空気に満ちています。
「まずはここから」。店主・松永さんが教えてくれた美味しい冒険
席に着くと、店主の松永さんが「お店は初めてですか?」「ビリヤニは食べたことがありますか?」と、優しく声をかけてくれました。
初めての訪問であること、そしてビリヤニは数回しか食べたことがないことを伝えると、「それなら、ぜひまずはこちらを食べてみてほしいです!」と、笑顔で「ビリヤニ・カレー定食」を勧めてくれました。
少しドキドキしていると、「日本の幕の内弁当を食べるみたいに、どの組み合わせが自分に一番合うのか、宝探しをするみたいに見つけながら食べてみてくださいね」と松永さん。
あまり聞き馴染みのないスパイス料理の名前たちに、最初は少し緊張していましたが、その一言で一気にワクワクした冒険心が湧き上がってきます。
苦手さえも好物に変える、緻密で優しいスパイスの魔法
運ばれてきたのは、目にも鮮やかな料理が美しく盛り付けられた、主役級のワンプレート。
マトンビリヤニ、カレーソース(チキンラッサム)、ターメリックライス、パヂャディ(ヨーグルトソース)、色とりどりの副菜、半熟卵のアチャールがワンプレートに盛り付けられています!
まずは、美しく炊き上げられた「マトンビリヤニ」を一口。(※パクチーが苦手な方は、注文時にパクチー抜きにも対応してくれます)
口に入れた瞬間、スパイスの香りと、マトンの力強い旨味が広がり、一瞬でスプーンを進める手が止まらなくなります!クセがあるからこそ、一度ハマると抜け出せない、まさに「クセになる」格別の美味しさです。
ここに、爽やかな「パヂャディ(ヨーグルトソース)」を少しずつ混ぜ合わせると、味わいがガラリと変化。さっぱりと爽やかに食べ進めることができます!
そして、プレートを彩る副菜たちを順番に口にしていくなかで、大きな衝撃が!
実は、個人的に「生の玉ねぎ」のツンとした臭みや辛味が少し苦手だったのですが、副菜の「玉ねぎのアチャール(インドのピクルス)」を恐る恐る食べてみたところ、驚くほど美味しくてパクパクといけてしまったのです。
生の玉ねぎが持つシャキシャキとした心地よい食感や、心地よい風味の良いところだけが最大限に活かされ、苦手なはずの「臭みやえぐみ」が綺麗に消え去っています。
さらに、かぼちゃと豆を優しく煮た副菜は、ほくほくとした食感と程よい甘みがあり、スパイシーなプレートのなかで最高にホッとする味わい。
そして、お店でも大人気だという「チキンラッサム」は、サラサラとしたスープ状のカレーソース。こちらもとっても口当たりが良い!スパイスの奥行きを感じつつ、すっきりと食べやすい仕上がりに感動してしまいます。わたしも好きな味でした!
今日はどの組み合わせで旅をしよう
お店のオリジナルキャラクター「ビリヤニたびるチャン」が見守ってくれる中、美味しく食べ終えました!
一品ずつ味わい、次はビリヤニとラッサムを混ぜ、今度はアチャールを添えて……と、まさに松永さんの言う「幕の内弁当」のように自分だけのお気に入りの食べ合わせを探しながら、あっという間に完食!
異国の「未知の料理」を、何一つ違和感なく、最初から最後まで「ただひたすらに美味しい!」と感じながら夢中で食べ終えたこと。食べ終えてからふと冷静になって考えてみると、これは本当に凄いこと!!
店主の松永さんがどれほど細やかな調整と試行錯誤を重ねているのか。 その丁寧な仕事ぶりが、この一皿の完璧な調和から真っ直ぐに伝わってきて感動が止まりませんでした。
スプーン一杯ごとに新しい美味しさと出会える、お皿の上の小さな旅。
次に上中里や尾久、梶原を訪れるときは、ぜひ「たびる」の扉を開けて、あなただけの「最高に美味しい組み合わせ」を発掘しに出かけてみませんか?
カレーとビリヤニとお酒 たびるの店舗情報
【住所】東京都北区上中里3-18-1
【Instagram】https://www.instagram.com/tabiru_curry/
【営業時間】
・月〜木曜日・土・日・祝日・祝前日・祝後日:11:30〜14:00
・金曜日:11:30〜14:00/18:00〜21:00
※毎月第2週目の月・火・水曜日は終日お休みとなります
ミワとは何者?
桜田 実和(さくらだ みわ)
<経歴>
2000年生まれ、千葉県出身。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。
「観た人の人生を豊かに出来る俳優」を体現すべく、
舞台や体験型演劇のキャストなど「生」の対話に軸を置いて活動中。
自身が中高時代に生活を演劇に救われた経験から、 2022-2024年まで演劇メディアAudienceにて 「広く演劇の魅力が届くように」との想いでライターを担当。
<個人的なこと> 王子エリアは劇場や稽古場があることから、大学時代から通っていました。魅力溢れる街を、縁あってこうしてよりディープに知ることが出来ることがとても嬉しいです!







