北区滝野川

滝野川フレイムス|北区滝野川|築70年の古民家が繋ぐ、新しいご縁

築70年の古民家で始まる「おかえり」の物語。滝野川フレイムスが紡ぐご縁の場所

JR埼京線「板橋」駅より徒歩約2分。 滝野川通り商店街へ向かう道すがら、ふと足を止めたくなる場所があります。 築70年の古民家「滝野川フレイムス」さん。 いつも「いらっしゃいませ」と温かい声が響くこの場所を訪ねました。

滝野川フレイムス初出店!出店者「HOLLY」店主・みとさんが目指す、誰もが帰れる「居場所」

今回そんな「滝野川フレイムス」さんに「初出店」を果たしたコーヒーショップ「HOLLY」。 「HOLLY」店主のみとさんは、福島から上京して1年!

この一年を通して、ふらっと立ち寄れて、「おかえり」と言えるような、 そんな誰かにとっての居場所をつくりたいと、より強く思うようになったそう。

店名の「HOLLY」は「柊」という意味。 「綺麗な柊のように、みんなが集まってくる存在、居場所でありたい」という想いが込められています。 現在は、POPUPやイベント出店を中心にコーヒーを淹れたりチャイを出しています。

学生時代を福島で過ごしたみとさん。 その時のお知り合いが滝野川フレイムスさんで以前出店していて、ご縁が繋がって、 今回はみとさんが出展する側になったのだそう。

コーヒーは、みとさんの地元・秋田県横手市にある「anthology coffee」さんの豆を使用。 帰省するたびに立ち寄る大好きな場所の味を、ここ滝野川でも!

他にもスパイスを丁寧に潰して煮出したチャイや、学生時代を過ごした福島県の国見のりんごジュースを提供。

私はチャイをアイスで頂きました! ちゃんとスパイスの味を感じつつ、ちょうど良いまろやかさで心が解けていきます。

そしてカフェ巡りが趣味というURARAさん(みとさんの職場の先輩なんだそうです!)が担当した 春を感じる桜のマフィンといちごのグラスケーキ。

私はいちごのグラスケーキを頂きました! 甘酸っぱいイチゴがふんだんに使われていて、クリームとスポンジと全部が程よいマリアージュは最高です!

写真右がHOLLY店主のみとさん、左がURARAさん。

ひとつひとつのメニューに、みとさんが大切にしている「人との繋がり」がギュッと詰まっていること、 「ご縁」と度々口にされていたみとさんの姿が印象的でした。

実はこのコーヒースタンドは、滝野川フレイムスを作るにあたって、 滝野川フレイムスの管理人のカワダさんがとてもこだわった場所。

カワダさんが「かつては自分も間借りする側の人間だったから」と、ご自身の経験から、 「極端な話、豆さえ持ってくればコーヒースタンドができてしまう」ところまで設備が整えられています!

私自身も間借りスナックの経験があるのですが、「道具がないし」「ちょっとやりたいにしても、 グラスに、お酒に、氷に、お菓子に、揃えるのはお金が…」「誰も来ないかもしれないし」となると、 やってみたくてもどんどん足が遠のいてしまうもの。

滝野川フレイムスなら、フレイムスに通う常連さんもいますし、道路に面しているので人通りはバッチリ!

「やりたい!」熱意をすぐに形に出来る場所と環境が揃っていること、 これは新しいことに挑戦したい方々にとってこの上なく最高なことです!

不思議と声が重なる。「滝野川フレイムス」が作り出す一体感

「滝野川フレイムス」さんは、大きく分けて2つの空間に分かれています。

日々コーヒースタンドが出店しているガレージの空間と、玄関から入る茶の間の空間。

訪れて驚いたのは、その空間の魔法です!

コーヒースタンドのあるガレージ空間は、こじんまりした空間で人々の交流が生まれやすい場所。 取材中、みとさん、URARAさんと談笑しているうちに、 私も自然と通りかかる人へ「いらっしゃいませ~」と声をかけていたんです。

初めましての人同士でも、いつの間にか同じ場所の空気を共有して一体感が生まれる、そんな場所となっていました。

一緒にお話ししていたお客さんの中には「いつの間にか3時間も居ちゃったよ!」という方も!!それだけ居心地がいいということですねぇ!

管理人のカワダさんも「仕込みが終わったから!」とコーヒースタンドの方にいらっしゃって、 初出店のみとさん達のフォローも、フレイムス常連さん方とのコミュニケーションも欠かしません!

カワダさんから「良かったらお茶の間の方も覗いてみてくださいね〜!」と案内いただいたので、お茶の間を覗いてみることに。

廊下を歩いて奥まで進んでみると、広々とした畳のお部屋が広がっていました!

そこには、ゴロンと寝転んで読書を楽しんでいる方の姿が!思わずニコニコしてしまいます。

なんだか夏休みにお友達のお家に遊びに行ったら、お友達のお兄ちゃんが居間で本を読んでいました、みたいな。 挨拶はするけれど、お互いの時間は尊重する、そんな絶妙な距離感。

コーヒースタンドから漏れ聞こえるおしゃべりの声が、いいBGMになっています。 (お茶の間スペースを借りてギャラリーのように使用したり、マルシェを開いたりすることも可能!使い方の可能性は無限大です!)

一期一会の物語が楽しみに

お茶の間、コーヒースタンドの方、共に本棚があるのですが、 実は、香川県にある「うみの図書館」の連携拠点となっているんです。

『漂流文庫』といって、滝野川フレイムスで本を借りたら、滝野川フレイムスに返してもいいし、 うみの図書館に返してもいいんだそうです!

うみの図書館で借りた本を滝野川フレイムスに返してもいい、というこのスタイルを 本が「漂着する」、「漂流する」といっているのだそう。

誰かが置いていき、また誰かが手にとる「漂流」を繰り返す本たち。 次に来たとき、同じ本があるとは限らない。そんな一期一会の物語との出会いも、ここを訪れる楽しみのひとつになりますね。

静かに読書に耽る人がいれば、畳の茶の間では談笑が生まれる。 そして、コーヒースタンドが道路に面しているおかげで、道ゆく人と目が合い、自然と会話が生まれます。

「コーヒースタンドというものは、ひとを繋ぐ、よい場所です」と管理人のカワダさんも仰るように、 ひと、場所、時間のつながりを感じることが出来る良い体験をすることが出来ました。

淹れたてのコーヒーと、どこかから流れ着いた本。そして、偶然居合わせた誰かとの出会い。 いろんな「ご縁」を楽しみに、ぜひ「滝野川フレイムス」さんへ足を運んでみてください!

滝野川フレイムスのアクセス情報

【住所】東京都北区滝野川7-11-14
【Instagram】https://www.instagram.com/takinogawa_frames/
【営業時間】Instagramのハイライト「営業カレンダー」参照

ミワとは何者?

桜田 実和(さくらだ みわ)
<経歴>
2000年生まれ、千葉県出身。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。 「観た人の人生を豊かに出来る俳優」を体現すべく、 舞台や体験型演劇のキャストなど「生」の対話に軸を置いて活動中。

自身が中高時代に生活を演劇に救われた経験から、 2022-2024年まで演劇メディアAudienceにて 「広く演劇の魅力が届くように」との想いでライターを担当。

<個人的なこと> 王子エリアは劇場や稽古場があることから、大学時代から通っていました。魅力溢れる街を、縁あってこうしてよりディープに知ることが出来ることがとても嬉しいです!

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