ビニール袋に入れて持ち帰る、ここでしか出会えないレトロなスタイル
じりじりと照りつける日差しが、完全に夏の訪れを告げています…。 こんな時に食べたくなるのが、冷たくて甘い「かき氷」!! 毎夏かき氷の存在は、私たちの心を無条件でワクワクさせてくれます。
JR埼京線「板橋」駅、都営三田線の「西巣鴨」駅、「新板橋」駅からそれぞれ歩いて約7分ほどの穏やかな街並みのなかに、昭和の雰囲気をそのまま残した「川直氷室(かわなおひむろ)」さんがあります。
昭和24(1949)年の創業以来、長年にわたって街に氷を届けてきた老舗の製氷屋さんです。 そんな川直氷室の夏の名物が、本格的な「かき氷」です。
お店に到着して注文を済ませると、手際よくかき氷が作られていきます。
驚くのは、その提供方法とシロップの贅沢な使い方!
まずカップの底にたっぷりとシロップを敷き詰め、そこへふわふわの氷を削り落とし、仕上げに上からもこれでもかとシロップをたっぷり注ぎ込んでくれます。 最後には、なんと「ビニール袋を二重にかけた状態」で手渡してくれるのです。
どこか下町らしくて愛らしく、食べ歩きや持ち帰りにもぴったりのスタイルに、思わず頬が緩んでしまいます。
テイクアウトのみでの提供なので、徒歩2分ほどのところにある北区立滝野川菊谷児童遊園や、徒歩6分ほどの所にある北区立南谷端公園で食べるようにして、周辺の住宅街にご迷惑をかけずに夏の味覚を楽しみましょうね。
かき氷の味は、イチゴ、レモン、メロン、ブルーハワイ、オレンジ、そして氷そのものの味を楽しむ「水」という王道のラインナップ。
さらに、それぞれに「ミルク」や「カルピス」をトッピングした豊富なバリエーションから選ぶことができます。
今年初となるかき氷です!! 削りたてだからか、頭にキーンとくる感じがなく、心地よい冷たさ。 シャリシャリッとした食感が一気に身体を駆け巡ります!
そして上下からしっかりと挟み込まれたいちごシロップ! 氷全体に染み渡っており、最後の一口まで濃厚な甘さを堪能できます。
かき氷だけじゃない!BRUTUS「いなり寿司部門」第1位の隠れた名物
川直氷室の魅力はかき氷だけにとどまりません。 店頭のショーケースを覗くと、なんとお赤飯や焼きそば、干瓢(かんぴょう)巻きやカッパ巻きといった巻き寿司、そして美味しそうなお稲荷さんがずらりと並んでいます。
実は、ここで売られている「稲荷寿司」は、あの有名雑誌『BRUTUS』の手土産特集・いなり寿司部門において、なんと全国第1位に輝いた実績を持つ逸品なのです!
ふっくらと煮上げられたお揚げに、甘じょっぱい旨味がジュワッと染み込んだ昔ながらのいなり寿司。
製氷屋さんの店頭で、日本一に輝いた絶品の味に出会えるというこの意外すぎるギャップ!
滝野川という街の奥行きを感じさせてくれます。 香ばしい焼きそばや巻き寿司と一緒にテイクアウトして、かき氷をデザートにする……そんな贅沢な下町ピクニックも最高です。
滝野川の日常に溶け込む、昭和の涼を求めて
昭和24年の創業から変わらず、街の人々に冷たい涼と温かい手作りの味を届け続けてきた「川直氷室」。
純氷で作られた格安で美味しいかき氷と、二重のビニール袋から伝わるひんやりとした感触は、忙しい現代の私たちが忘れかけていた「ノスタルジックな夏の幸せ」を思い出させてくれます。
今年の夏はぜひ、少し足を伸ばして滝野川の路地裏へ。袋に入った冷た〜いかき氷と、絶品のいなり寿司を手に、どこか懐かしい昭和の風を感じに出かけてみませんか。
川直氷室の店舗情報
【住所】〒114-0023 東京都北区滝野川6丁目39-11
【電話】03-3916-1453
【営業時間】月〜土曜日 9:30〜17:30
【定休日】日曜日
ミワとは何者?
桜田 実和(さくらだ みわ)
<経歴>
2000年生まれ、千葉県出身。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。
「観た人の人生を豊かに出来る俳優」を体現すべく、
舞台や体験型演劇のキャストなど「生」の対話に軸を置いて活動中。
自身が中高時代に生活を演劇に救われた経験から、 2022-2024年まで演劇メディアAudienceにて 「広く演劇の魅力が届くように」との想いでライターを担当。
<個人的なこと> 王子エリアは劇場や稽古場があることから、大学時代から通っていました。魅力溢れる街を、縁あってこうしてよりディープに知ることが出来ることがとても嬉しいです!









